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物思いに耽る秋…憂鬱な気持ちを解消する『なつめとカシューナッツの鶏肉炒め』の作り方

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秋が深まり、なんだか憂鬱で物悲しい気分になりがちの11月。実は体内の変化が感情にも結びついているんです。おいしい食事で体を整え、気持ちを安定させましょう。「体の内側から整える、ライフスタイルとしての漢方」を提案している漢方スタイリストの吉田揚子さんに、とっておきのレシピを伺います。

秋の憂鬱は体内の乾燥に注意!

11月に入ると気温がぐっと低くなり、空気が乾燥して体の中も外も水分を奪われ始める季節です。秋は、読書や芸術、ファッションに関心が高まるなど、感性が豊かになる季節でもあります。厳しい夏を乗り越えてホッとひといき、気持ちに余裕ができるからかもしれません。漢方では、このような季節に伴う感情の変化と、私たちの臓腑とが密接に連動し合っていると考えています。

漢方では、私たちの感情を「怒、喜、思、悲、憂、恐、驚」の7つに分類して「七情(しちじょう)」と呼びます。これらの感情の変化は、それぞれ特定の臓器の生理機能に影響すると考えられています。

秋は空気の乾燥により、乾燥が苦手な「肺」が乱れやすくなります。「肺」と関わりの深い感情は「悲」と「憂」。この季節になんとなく憂いの感情が頭をもたげたりするのは、「肺」が乾燥によって不安定になることと関係しています。反対に、深い悲しみや憂鬱を抱え込むことで、「肺」がダメージを受けやすくなることも。思いつめたときにため息がでるのは、「肺」が呼吸に関係の深い臓器だからです。秋の「悲」と「憂」の感情を安定させるには、「肺」のバランスを整えることと、精神状態を安定させる「血」を補う性質の食べ物を選んでいくことがカギとなります。

今回は「血」を補うなつめカシューナッツを、「肺」を補う辛味食材の生姜やニンニク、長ネギなどを使い、お腹を温めて「気」を補う鶏肉と一緒においしく炒めるメニューをご紹介します。

『なつめとカシューナッツの鶏肉炒め』の作り方

材料(2人分)
・生姜 大さじ1(みじん切り)
・にんにく 小さじ2(みじん切り)
・ごま油 適宜
・鶏もも肉 400g(2cm大カット)
・長ネギ 1/2本(1cm輪切り)
・ピーマン 2個(1cm角カット)
・赤パプリカ 1個分(1cm角カット)
・ローストカシューナッツ 40g
・なつめ 3個分(輪切り)

★合わせ調味料
■醤油 小さじ2
■オイスターソース 小さじ2
(タイのオイスターソースがおすすめ)
■はちみつ 大さじ1
■米酢 小さじ1/2
■輪切り唐辛子 ひとつまみ
■白胡椒 少々
■鶏ガラスープの素 小さじ1/2

(1)
フライパンに生姜、にんにくを入れてごま油で炒めて香りを出す。
加熱が足りないと辛味が出てしまうので、しっかりと火を通すのがポイント。

(2)
2cm大にカットした鶏肉を入れて中火にし、表面に軽く焼き色がつくまで炒める。

(3)
長ネギ、ピーマン、赤パプリカを入れ、炒め合わせる。

(4)
カシューナッツ、なつめを入れて手早く炒める。

(5)
最後に★合わせ調味料を混ぜてから入れ、炒め合わせる。
(事前に鶏肉に合わせ調味料をつけ置きしてもOK)
ネギに火が通ったら器に盛り付けて完成。

今回のキー食材

カシューナッツ:「肺」を潤して渇きを癒す
なつめ:気血を補う。精神を安定させる
長ネギ:体を温めて気血のめぐりを整える
生姜、にんにく:胃腸の機能を活性化して、めぐりを改善

不調を感じたら、今の体の状態に合った食材を意識して食べることが大切です。
ささっと炒めてできる簡単レシピ、ぜひ今日のごはんの一品に加えてみてください。

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吉田揚子(よしだ・ようこ)

漢方スタイリスト。2010年に「きたかまくら日々響(hi bi ki)」を設立し、五感に響くゆたかなライフスタイルとしての漢方を提案。執筆、講師、メディア出演&出稿、商品企画&レシピ提供、新商品の企画コンサルティングなど幅広く活動。著書に『今日からはじめる漢方ごはん ビジネスパーソンのための漢方』(経法ビジネス新書)など。最新刊『季節と暮らす12カ月 漢方養生ダイアリー』が好評発売中。
▶︎きたかまくら日々響


Photo:Masayuki Furukawa 

Edit:Maiko Mizusawa

 

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