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注目の「デトックス」って何だろう?心とカラダの悩みを改善するヒントに!?

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# デトックス , # 体質改善 , # 消化 , # 肝臓 , # 血液 ,

近年、ダイエットや体質改善、不定愁訴の緩和に、「デトックス」が注目されています。デトックスとは、「解毒」を意味し、体内の毒素を排出すること。

今回は「デトックス」について掘り下げます。

デトックスとは!?

デトックスの正式名称は「Detoxification」で、“De”とは除去・分解させる、という意味を持ち、“Toxin”とは毒素という意味。つまりデトックスとは、体の内と外に起因する毒素や老廃物を除去・分解して排出し、本来の臓器の機能を取り戻し、健康な身体を作る方法です。

実は太りやすさも、痩せにくい、なども、肌荒れや髪の毛のパサつき、生理痛や頭痛、肩こりや腰痛、冷えやむくみ、目の疲れなどの不定愁訴から、程度によっては病の根源でさえも、体内に蓄積されている「毒素」が原因だということがわかってきています。

毒素が体内に蓄積される要因として、外的要因と内的要因の両方が関係しています。
外部から流入する毒素には、大気汚染や水質汚染、ファストフード、添加物、喫煙、経皮毒、電磁波などがあげられます。内部発生する毒素の代表例は、腸内有害菌、宿便、ストレスホルモン、活性酸素、否定感情、乳酸、アンモニアなどがあげられます。

つまり生きている限り、食べたり飲んだり、呼吸をするだけでも、何かしらの毒素の脅威から逃れることはできないのです。

なぜ最初にデトックスが必要なの?

ダイエットをするにしても、筋トレをするにしても、まずはデトックスをすることが必要だといわれています。というのも、デトックスとは、臓器を休める役割であるファスティング(断食)とは違って、外部から流入したり、内部から自然に発生した毒素を、腸や肝臓、腎臓、血液など、全ての器官から除去して抵抗力の強い身体を維持すること。臓器を休めると同時に、そのあとの臓器の機能そのものも高めていくことだからです。

人の体は、毛細血管を含む血管の集合体で出来ています。身体中を通っている血管の長さは、地球ニ週半分と言われています。毛細血管は髪の毛よりも細く、このどこかに毒素がたまっているだけで、全身にうまく血液が流れなくなり、やがて体にさまざまな不調をもたらします。

そのような状態で、いくらダイエットで食事のコントロールや厳しい筋トレをしても、まずはその毒素そのものを除去してあげない限り、必要な栄養素が全身に運ばれず、筋トレではまた活性酸素を生んでしまい、良質な筋肉が作られにくい体になってしまうのです。

効果的なデトックス方法は?

効果的なデトックス方法は、栄養素をバランス良く取りながら排泄機能を高めること。解毒・排泄・消化機能を司るのは体内の臓器の中でも、腸、肝臓、腎臓です。これらの働きを良くし、同時に血管と血液も浄化していくことが何よりのポイントです。
そのためにおすすめしたいのは、以下の3つを意識することです。

①毎日1.5リットル以上の水分を摂取すること
排泄を促し、血液をスムーズに流して体内を浄化させるためためには水の力が必要。良い水をたっぷりと飲んで体内を綺麗に保ちましょう。

②食材をバランスよく食べること
栄養学や作物学では、“ドベネックの桶/リービッヒの桶”、という概念があります。簡単にいうと桶を形作って囲っている個々の側面板の長さが違えば、その桶に入る水の量は一番短い板のところまでしか入らずそれ以上は溢れてしまう、ということなのですが、栄養の話に置き換えると、1枚ずつの板が、ビタミンやミネラルなど「各栄養素」を現します。

1枚の板(決まった栄養素)だけをたくさん摂っても、短い板(少ない栄養素)があるとそこまでしか水がたまらず、それ以上は流れ出てしまう(体内でそこまでしか吸収できない)ので、決まった栄養素だけをたくさん摂っても無駄になってしまう、という概念です。デトックスは臓器そのものの力を取り戻すこと。そのためには解毒や排泄を促しながら栄養素をバランスよく摂取することが大切です。いつも好きな食べ物ばかりに偏る食事ではなく、少ない量でも積極的にたくさんの種類をいただくようにしましょう。

③腎臓・肝臓・胃腸の解毒、消化、排泄の働きを高めること
解毒は尿や便など、トイレから排出されるものが95%。髪の毛、爪から各1%、汗からは3%しか排出されないため、いかに排泄をスムーズにするかがポイントになります。腸内はいつも37℃以上ありますが、便秘は、台所に溜まった生ゴミを、夏の37℃の室内にずっと放置している状態。悪臭を放ち、日毎に腐敗して毒素は溜まっていく一方です。そのため、便も尿もいつでもスムーズに出せるよう、日頃から腸内の働きを良くする食物繊維の摂取など食べ物やマッサージなどを行いましょう。


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毒素の周りに脂肪が付きやすい

体の1番大切な心臓から毒素を遠ざけるように、体には自然と脂肪がついていきます。そのため、下半身に毒素がたまりやすく、さらに溜まってくる毒素から体を守ろうとして毒素の周りに脂肪をつけていくため、お尻や太ももにお肉やセルライトが付きやすいのです。

いくらダイエットをして脂肪を燃焼していても、毒素そのものを排出できていないと、また残っている毒素の周りに脂肪をつけようとするため、リバウンドが起きてしまったり、思うような結果が得られないままダイエットを繰り返すことになるのです。
ダイエットも筋トレも、やる前にまずはデトックス!なのです。

 

最終更新日(2021.08.11)


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