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睡眠の質を上げて残暑疲れの体をリセット!簡単『スピード牛丼』のレシピ

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9月になっても続く厳しい残暑。高温多湿によるストレスや多忙な日々の過労などが積み重なり、夏の終わりから秋にかけての体はとてもバランスが崩れやすくなっています。夏のダメージを今のうちに回復させて、これから訪れる冷えと乾燥の季節に備えましょう。今回は「体の内側から整える、ライフスタイルとしての漢方」を提案している漢方スタイリストの吉田揚子さんに、夏疲れからの回復メニューを教えてもらいます。

質の良い睡眠で体を休めて消化吸収機能の回復を!

高温多湿の残暑が長引くことで、体はずっと疲労困憊状態。特に消化吸収機能が不調を起こすと、倦怠感やめまい、不眠、肌荒れとして現れることがあります。これらは「脾」の衰弱からくる気血不足が原因と考えられます。忙しい日々でも、こういう時は一旦立ち止まり、まずは体を休めることが大切です。

「眠っているはずだけど、疲れがとれない」「朝起きたとき、なんだかすっきりしない」などと感じる場合、睡眠の「質」に問題があるのかもしれません。過度の疲労やストレス、加齢などによって内臓が疲労してしまうと、眠りが浅く&短くなることがあります。疲れているはずなのになかなか眠れなかったり、年齢を重ねるごとに早起きになってしまったりするのは、内臓疲労によるエネルギー不足かもしれません。実は、ぐっすり眠るためにも、エネルギーが必要なのです。この時期の養生としては、睡眠の質の安定・向上をめざしていくことが必要になります。

今回は、内臓を温めて胃腸を丈夫にする牛肉をメインに、胃腸の機能を活性化してめぐり改善に役立つ生姜にんにくはちみつなどを使って、忙しい時でもフライパンひとつでサッと作れる牛丼にしてみました。

『スピード牛丼』の作り方



材料(2人分) 
・牛肉 300g 
・生姜 大さじ1(みじん切り) 
・玉ねぎ 1/2個分(薄切り)
・ごま油 適宜 

(★合わせ調味料)
・醤油 大さじ1 
・はちみつ 大さじ1 
・みりん 大さじ1 
・一味唐辛子 少々 
・鶏ガラスープの素 小さじ1/2 
・料理酒 10㏄ 
・水 30㏄ 

・ご飯 適量 
・小口ネギ 適量 
・卵の黄身 2個
・枸杞の実 適量

(1)
フライパンに生姜と玉ねぎを入れ、ごま油で炒める。玉ねぎがしんなりするまでしっかりと火を通す。




(2)
牛肉も加えてさらに加熱。


(3)
★合わせ調味料をよく混ぜてから加え、味を染み込ませながら水分を飛ばすように炒める。


この状態だとまだ水分が多いので


このくらいまで水分が飛んだらOK。


(4)
丼にご飯を盛り、小口ネギ、枸杞の実、卵の黄身を乗せて完成。


今回のキー食材

牛肉:元気を回復、胃腸を丈夫にする
生姜・にんにく:胃腸の機能を活性化して、めぐりを改善
卵黄:「血」や体液を補って体を潤す
はちみつ:胃腸を活性化して体を潤す

牛肉を豚肉に変えたり、しらたきを入れたりとアレンジも楽しめますよ。
栄養たっぷりの食事と睡眠で、疲れにくい体を作りましょう!


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吉田揚子(よしだ・ようこ)

漢方スタイリスト・文筆家・中医薬膳師。
神奈川県立湘南高校、早稲田大学第一文学部卒業・史学士。
2010年に「きたかまくら日々響(hi bi ki)」を設立し、五感に響くゆたかなライフスタイルとしての漢方を提案。執筆、講師、メディア出演&出稿、商品企画&レシピ提供、新商品の企画コンサルティングなど幅広く活動。著書に『今日からはじめる漢方ごはん ビジネスパーソンのための漢方』(経法ビジネス新書)など。最新刊『季節と暮らす12カ月 漢方養生ダイアリー』が好評発売中。
▶︎きたかまくら日々響


Photo:Masayuki Furukawa Edit:Maiko Mizusawa

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