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シミの元を作らない!新陳代謝を上げる美肌メニュー『カラフルいもかぼちゃサラダ』

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夏は日焼けが気になる季節。UV対策をしていても、気がついたらシミができてしまっていた……なんてこともありますよね。日頃から新陳代謝を活性化させることでシミの元を定着させないことが肝心です。今回は「体の内側から整える、ライフスタイルとしての漢方」を提案している漢方スタイリストの吉田揚子さんに、肌ケアにぴったりのメニューを教わります。

血の巡りを改善して美肌に導く

肌の黒ずみの要因のひとつに、血流の停滞があげられます。この状態を漢方では「瘀血」と呼びます。瘀血は体のいたるところに生じる可能性があり、顔面周辺の血流が停滞すれば顔が瘀血状態になることも。顔の皮膚はとても薄く、小さな瘀血が生じるだけで色が透けて見えてしまいます。寝不足の翌朝に目の下にクマができたり、疲れが溜まって肌がくすんで見える経験、ありますよね。これらのクマやくすみに紫外線が当たると、そこに黒色メラニンが集中して発生し、シミの原因になります。さらに、その状態が続くと、肌の「新陳代謝力」までもが低下し、シミを「固定化」してしまう可能性が高まるのです。

重要なのは、まずは日頃からシミのもとである「瘀血」を生じさせないこと、 そして、シミの元ができたとしても、新陳代謝を活性化して「定着させない」ことです。瘀血を予防するために、血液の流れを改善する性質や体内の巡りに勢いをつける「気」を補う性質をもつ食材を食べていきましょう。

今回は「気」をチャージする性質をもつかぼちゃさつまいも、気を巡らせて滞った血の巡りを改善する赤パプリカを使った『カラフルいもかぼちゃのサラダ』をご紹介します。血を満たして巡らせ、色素沈着を防ぐ性質をもつパセリを添えました。

『カラフルいもかぼちゃサラダ』の作り方

材料(作りやすい分量/3〜4人分
・かぼちゃ 1/4 個分(350g程度)
・さつまいも 1本分(300g程度)
・赤パプリカ 1/2個分(1cm角)

(★調味料)
・マヨネーズ 大さじ3
・ジンジャーパウダー 小さじ1/2
・ガーリックパウダー 小さじ1/2
・天然海塩 少々
・白こしょう 少々

・枸杞の実 適宜
・パセリ 適量

(1)
さつまいもとかぼちゃは皮を剥いてカットしておく。
煮崩れを防ぐため、やや大きめのごろっとしたサイズに。


(2)
鍋に湯を沸かし、まずさつまいもを入れて10分茹で、かぼちゃを加えてさらに8分茹でる。
時間がない場合は電子レンジで2分程度加熱してから茹でると火が通りやすい。




(3)
ざるにあげてしっかりと湯を切る。


(4)
熱いうちにボウルに移し、マッシャーで潰す。


(5)
(★調味料)マヨネーズ、ジンジャーパウダー、ガーリックパウダー、天然海塩、白こしょうを混ぜてから、潰した(4)に入れ、1cm角にカットした赤パプリカも加えてよく混ぜる。




(6)
アイスディッシャーなどで器に盛り付け、枸杞の実とパセリを添えて完成。

今回のキー食材

かぼちゃ:体を温める
さつまいも:胃腸を整える
赤パプリカ:気血を巡らせる&肌トラブル解消
パセリ:「血」を補い巡らせる&滞りを散らして色素沈着を防ぐ
枸杞の実:肝と腎を補い、「血」を満たす

枸杞の実を耳に見立ててうさぎのように盛り付けました。見た目も可愛くおいしいサラダ、ぜひ作ってみてください。


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吉田揚子(よしだ・ようこ)

漢方スタイリスト・文筆家・中医薬膳師。
神奈川県立湘南高校、早稲田大学第一文学部卒業・史学士。
2010年に「きたかまくら日々響(hi bi ki)」を設立し、五感に響くゆたかなライフスタイルとしての漢方を提案。執筆、講師、メディア出演&出稿、商品企画&レシピ提供、新商品の企画コンサルティングなど幅広く活動。著書に『今日からはじめる漢方ごはん ビジネスパーソンのための漢方』(経法ビジネス新書)など。最新刊『季節と暮らす12カ月 漢方養生ダイアリー』が好評発売中。
▶︎きたかまくら日々響


Photo:Masayuki Furukawa Edit:Maiko Mizusawa

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