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風邪をひきそうな時に!『高野豆腐と鶏肉のジンジャーかき卵うどん』で体力回復

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冷たい風が吹きつける冬は、ゾクゾクとした寒気やだるさを感じることも。寒さに負けて風邪をひいてしまう前に、早めに体力を回復させておくことが肝心です。今回も「体の内側から整える、ライフスタイルとしての漢方」を提案する吉田揚子さんに、簡単&美味しい漢方レシピを教わります。

早めの体力回復で風邪のもとをブロック!

1月に入ると急に寒さが身に染みてきて、なんだか風邪をひいてしまいそうな気配も。ゾクゾクとした寒気を感じたり、体が重だるかったり、やる気も起きなかったり。このままではイケナイとは思いつつ、何かと忙しくてゆっくり休むこともできない日々。
そんな時は、体の内側から徐々に体力をベースアップし、私たちが本来持っている「バリア機能」を整えて、病気の原因となる病邪(ウイルスなど)が体の中に侵入してこないように防御していきましょう。

漢方では、例えばゾクゾクと寒気を感じる場合は、生姜や長ネギ、ニンニクなどの体を温める食べ物を食べて、体を温めながら発汗させることで邪気を追い払っていきます。病邪が体内に侵入する前に、追い払ってしまうという考え方です。また、体力を回復していくために、消化に負担をかけずにエネルギーのもととなる「気」や良質のタンパク質をしっかり摂っていくことも大切です。

今回ご紹介するかき玉うどんは風邪予防の食材が盛りだくさん。大根で消化機能を整え、鶏肉椎茸で「気」を補います。生姜長ネギで体を温めて発汗を促し、高野豆腐で質の良いタンパク質を補いましょう。

『高野豆腐と鶏肉のジンジャーかき卵うどん』の作り方

材料(2人分)
・生姜 大さじ1(みじん切り)
・ごま油 小さじ1
・鶏もも肉 200g(小さくカットする)
・大根 5cm分(いちょう切り)
・水 500cc
・鶏ガラスープの素 大さじ1
・醤油 小さじ1
・天然海塩 少々

・高野豆腐 10g(水で戻して絞り、小さくカットする) 
・椎茸 4個分(スライス)
・長ネギ 1/3本分(スライス)
・小松菜 1/2わ(5cmにカット)

・片栗粉 大さじ1(水50ccで溶く)
・溶き卵 1個分

・茹でうどん  200g
・白炒りごま 適宜
・枸杞の実 適宜


(1)
高野豆腐を水で戻す。絞って水気を切ったら食べやすいサイズに小さくカットする。






(2)
鍋に生姜とごま油を入れ、弱火にかけて香りを出し、中火にして鶏もも肉と大根を炒める。






(3)
鶏肉に火が通ったら、水、鶏ガラスープの素、醤油、天然海塩を入れて大根が柔らかくなるまで煮る。




(4)
高野豆腐、椎茸、長ネギを入れて5分加熱。最後に小松菜を入れて火を通す。




(5)
一旦火を止め、水溶き片栗粉を入れて混ぜる。再び加熱してとろみが出たら、とき卵を回し入れる。






(6)
茹でたてのうどんを丼に入れ、(5)をかけて白胡麻と枸杞の実をトッピングして完成。




今回のキー食材

ネギ:体を温めて気血のめぐりを整える
生姜:体を温めて発汗を促す
椎茸:「気」を補い気血のめぐりを整える
鶏肉:お腹を温めて「気」を補う。体力回復に

体が本来持つバリア機能を整え、風邪知らずの冬を目指しましょう!


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吉田揚子(よしだ・ようこ)

漢方スタイリスト・文筆家・中医薬膳師。
神奈川県立湘南高校、早稲田大学第一文学部卒業・史学士。
2010年に「きたかまくら日々響(hi bi ki)」を設立し、五感に響くゆたかなライフスタイルとしての漢方を提案。執筆、講師、メディア出演&出稿、商品企画&レシピ提供、新商品の企画コンサルティングなど幅広く活動。著書に『今日からはじめる漢方ごはん ビジネスパーソンのための漢方』(経法ビジネス新書)など。最新刊『季節と暮らす12カ月 漢方養生ダイアリー』が好評発売中。
▶︎きたかまくら日々響


Photo:Masayuki Furukawa 
Edit:Maiko Mizusawa

 



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