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スーツのプロが伝授!ワイシャツを長持ちさせるお手入れ方法

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ビジネスパーソンの必須アイテムワイシャツ。毎日着るものだからこそ、正しいお手入れで少しでも長持ちさせたいものです。そこで今回は、洋服のスペシャリストであるスーツの『はるやま』スタッフ近藤さんにお手入れのコツをうかがいました。

1.家での洗濯のコツ

クリーニングに出した方が綺麗にできると思われがちなワイシャツですが、高級なワイシャツほど、頻繁にクリーニングをすると高温・高圧のプレスが生地に大きなダメージを与えてしまい、寿命を短くしてしまいます。普段の洗濯はなるべく自宅で行うことが長持ちさせる秘訣。以下のポイントを押さえてご自宅でも洗濯してみてください。

・ポイント1:洗濯ラベルの確認
大体のワイシャツは、綿、ポリエステル混合のため、家庭で洗濯が可能です。
綿製でも高級な場合は手洗いしかできない場合があるので洗濯ラベルをしっかり確認しましょう。

・ポイント2:色を分けて洗濯する
薄い色みのものでも意外と色移りしてしまうので要注意。
洗濯時は白、薄い色、濃い色と、それぞれ分けて行います。

・ポイント3:ぬるま湯+洗剤のつけ置き
ぬるま湯に洗剤を溶かし2~3分つけてから洗うと汚れが落ちやすくなります。
汚れのひどい袖や衿の部分に行うと特に効果的です。

・ポイント4:洗濯ネットを使う
シワ防止や袖の絡まりを避けるためにも洗濯ネットの使用がおすすめです。シャツをぐちゃぐちゃに入れてしまうとシワがつきやすくなるので、二つ折り程度に軽く畳んでからネットに入れます。
また、洗濯機に洗濯物を詰め込み過ぎると、シワの原因になったり汚れが落ちにくい場合があるので、洗濯は溜めずにこまめに行いましょう。

・ポイント5:洗剤の使い分け
シャツを傷めないためにも、使用可能な洗剤の種類は洗濯ラベルでしっかりと確認しましょう。
塩素系洗剤は、シャツの素材によっては使用禁止の場合や、黄ばみの原因になる場合があるので要注意。柔軟剤には洗濯ジワを軽減する効果もありますよ。

・ポイント6:脱水は30秒程度に
形態安定のシャツは水分の重みでシワを伸ばすように作られています。
脱水は洗濯後、滴が垂れるくらいが理想的。おすすめの時間の目安は30秒ほどです。

・ポイント7:ハンガーにかけて陰干し
ハンガーにかけ、できるかぎりシワを伸ばしてから干すことで、乾いた時の仕上がりが綺麗になります。
衿、前立て、ポケット、袖口、脇の縫い目などのシワは特に注意して伸ばしてみてください。
綿などの生地は日光に当たると傷んでしまうので、直射日光を避けて陰干しするのがおすすめです。

 

2.気になる“汗ジミ”の対処法って?

ワイシャツの汚れで特に気になる“汗ジミ”。汗が繊維に付着して酸化した時にシミや黄ばみとなって残ってしまう現象です。汗ジミの予防策と、ついてしまった時の落とし方も知っておきましょう。

・汗ジミ防止のポイント
ワイシャツはもともと肌着として着用されていたため、素肌に着る名残もありますが、汗ジミ防止のためにはインナー(肌着)を着用し、直接肌に触れさせない方法がおすすめです。
肌着が透けてしまうのが気になる方は、ベージュの肌着を選ぶと透けが目立ちにくくなります。脇の部分に当てるパッドの使用も効果的です。

・汗ジミの落とし方
汗は水溶性の汚れです。水溶性の汚れには、水や酸性系漂白剤の使用が適しています。
白いワイシャツの場合は塩素系の洗剤も効果的。台所用中性洗剤も汚れが落ちやすいですが、原液を長時間使用すると色落ちしてしまう可能性も高いので注意して行いましょう。
冷たい水では皮脂が落ちにくいため、40℃前後のお湯で洗うのがおすすめです。

実は、脇のシミは汗だけでなく、制汗剤に含まれるパウダーと汗に含まれる成分が反応して起きるケースも。制汗剤が手放せないという方は、液体タイプやロールオンタイプなどに変えることで黄ばみが付かなくなる場合もあります。ご自身に合ったアイテムを見つけてみてください。

近藤美穂
株式会社はるやまホールディングス 社長室(商品開発担当)エキスパート。一級衣料管理士。
ヒット商品『i-Shirt(アイシャツ)』シリーズや『ストレス対策スーツ』などの開発に携わる。

Photo:Masato Moriyama(TRIVAL)
Edit:Maiko Mizusawa

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