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【シャツのたたみ方&収納のコツ】ワイシャツが長持ちする保管方法って?

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ビジネスパーソンに欠かせないファッションアイテムのワイシャツ。毎日使っているシャツでも、正しい保管方法やたたみ方は意外と知らないという方も多いのではないでしょうか。今回は、ワイシャツをきれいに保つためのお手入れ方法をご紹介。洋服のスペシャリストであるスーツの『はるやま』スタッフ近藤さんにお手入れのコツをうかがいます。

ワイシャツを長持ちさせる保管方法のコツ

ワイシャツは、極力ハンガーに掛けて収納するのが望ましいです。

使用するハンガーは、写真のように2〜3cmの厚みがある木製ハンガーがおすすめ。木製のハンガーはシャツの湿気を吸ってくれる効果があり、ハンガーの幅が広い方が肩の崩れを防止できます。

クローゼットの中はぎゅうぎゅうに詰めるのではなく、ある程度の間隔をとって収納することで通気性を保ちましょう。シワにもなりにくいです。

 

自宅でもできる!ワイシャツのたたみ方

ワイシャツはハンガーに掛ける収納が望ましいですが、収納場所が少ない場合などはコンパクトにたたんで衣類ケースやタンスにしまうこともあるかと思います。きちんとした手順でたたむことで、少しでもダメージを軽減しましょう。折りジワはついてしまうので、着用前にはアイロンがけをお忘れなく。

(1)全てのボタンを留めてシャツを裏返しにします。

(2)左袖の付け根で折り返します。

(3)袖の中心部分を折り曲げて、袖口を上方部分に折り返します。

(4)シャツの中心軸と平行になるように肩幅の中ほどで折り返します。

(5)反対側も同じ手順で折りたたみます。
左右の折り目ラインを均等にすることで美しく仕上がります。

(6)裾部分から10cmを目安にして折り返し、さらに全体を二つ折りにします。
余った裾は、たたんだ両肩の中に巻き込むことで崩れにくくなります。

(7)裾が肩からからはみ出さないようにし、シャツを表に返して形が整っていたら完成。
最後にきちんとたためているか確認しましょう。

ワイシャツを綺麗にたたむのは難しいため、慣れていない場合は背中に台紙を入れてみるのもおすすめです。台紙は厚紙の他、下敷きやクリアファイルで代用してもOK。たたみたいサイズより少し小さめのものを選ぶとたたみやすいです。

ワイシャツの使用期限と替え時は?

シンプルなデザインでいつまででも使えそうなワイシャツですが、替え時の見極めも重要です。
ワイシャツの耐用年数(最低限品質が保たれる年月)は2年と考えられています。使用開始から2年経っていない場合も、洗濯の仕方や保管方法によっても劣化が進んでしまうもの。以下の替え時ポイントをチェックしてみてください。

□首周りや袖口などの直接肌が触れる部分に黄ばみ、汚れが目立つ
□糸のほつれが目立つ
□生地が劣化している(ヒジや袖口がテカテカしているなど)
□洗濯によりサイズが縮んだ(洗濯を繰り返すことで2〜3cmは縮む)
□体形変化によりサイズが合わなくなった
□デザインが流行に合わなくなった

丁寧にお手入れしながらも、定期的に新しいものにすることで清潔感を保つのも大切です。こまめなメンテナンスとスーツのおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。


最終更新日:2021年7月8日

近藤美穂
株式会社はるやまホールディングス 社長室(商品開発担当)エキスパート。一級衣料管理士。
ヒット商品『i-Shirt(アイシャツ)』シリーズや『ストレス対策スーツ』などの開発に携わる。

Photo:Masato Moriyama(TRIVAL)
Edit:Maiko Mizusawa

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