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【保存版】『スーツのはるやま』が教える！
正しいスーツのお手入れ術

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# お手入れ , # ジャケット , # スーツ , # スーツケア , # スラックス , # 保存方法 ,

毎日着用するスーツ、きちんとお手入れできていますか？使ったまま放置して嫌なニオイがついてしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。今回はスーツのプロ『はるやま』スタッフ近藤さんに、自宅でできるスーツのお手入れ方法を教えてもらいます。

スーツの嫌なニオイを防ぐ方法は？

スーツの汗や汚れをそのままにしておくことが、嫌なニオイの原因になっています。
内側にワイシャツやブラウスを着用する場合は、皮脂が直接付きにくいですが、最近ではインナーにカットソーなどを着用するケースも多く、首元の皮脂汚れや汗が付きやすくなっているので要注意。着用後は放置せず、こまめにお手入れをしてニオイを防止しましょう。

衣類の繊維は表面が凸凹しているため、ニオイを吸着しやすくなっています。食べ物やタバコのニオイはどうしても避けられないもの。気になる方は生地自体に消臭加工や撥水加工がついているものを選ぶのもおすすめです。

・消臭加工のスーツはこちらをチェック！

自宅でできるスーツのお手入れ術

毎日使うスーツを頻繁にクリーニングに出すのは難しいもの。自宅でのお手入れをしっかり行いましょう。

◆スーツのお手入れ基本の３ステップ
スーツを使用した直後は次の手順でお手入れを！

①帰宅後、専用ブラシでホコリを落とす。
②お湯で濡らして固く絞ったタオルで、汗やにおいが気になる部分をポンポンと叩く。
　汗やニオイがひどい時は、スチームアイロンを当てて、再度タオルで拭くと良い。
③最後に、ハンガーに掛けて日陰で自然乾燥させる。

パンツ（スラックス）のウエストや太ももの裏などは思っている以上に汗をかくため、同様にお手入れが重要となります。ジャケットと違ってパンツは家庭で洗濯できるものが多いので、ラベルをチェックしてこまめに洗濯することも可能です。また、パンツの下に着用できる薄手のインナーを履くことも汚れ対策になります。

・パンツ用インナーはこちらをチェック

洋服ブラシの選び方＆ブラッシングの方法

ブラッシングはスーツを長持ちさせるために重要なポイント。スーツの着用後は、毎回必ずブラシでホコリを落とすことが大切です。すぐには効果がわかりのくいのですが、こまめにお手入れすることで、１〜２年後に違いを実感できます。

◆ブラシの種類
洋服ブラシは一般的に豚毛や馬毛などの天然毛タイプが多いです。スーツには化学繊維のブラシよりも、静電気を起こしにくく、長く使える天然毛がおすすめです。素材に合わせて使い分けましょう。

豚毛：ハリやコシがあり、硬めの毛質。ウール素材のコートやスウェード素材のジャケットにも最適。
馬毛：豚毛よりも柔らかく、キメが細かいのでウールやカシミアのスーツなど、扱いが難しい素材にも使用可能。

◆ブラッシングの手順
①下から上に向かって、ほこりを下からかき出すイメージで動かす。

②上から下に向かって、かき出したほこりを落としながら、繊維を整える。

生地を傷めないよう、軽く優しくリズミカルにかけるのがポイント。

◆ブラッシングをする時の５つのチェックポイント
・ポイント１：襟や襟裏、ポケット裏も忘れずにブラッシング。
・ポイント２：襟や肩は縫い目に沿って行う。
・ポイント３：スラックスは、スラックス用ハンガーに吊るしてブラッシングする。
　まずは裾からウエストにかけて、その後ウエストから裾に向かってかける。
・ポイント４：スラックスのダブル裾上げの折り返し部分にはほこりが溜まりやすいのでかき出す。
・ポイント５：パンツのひざは特に汚れやすいので重点的にブラッシングする。

◆自宅でスーツを保管する場合の注意点
お手入れ後の保管方法も長持ちさせるためには重要です。

・ポイント１：細いハンガーでなく、厚めの木製ハンガーに掛ける。
・ポイント２：シワがある場合は、スチームアイロンをあてておく。
・ポイント３：衣替えの時期には必ずクリーニングや洗濯をして汚れを落としておく。
・ポイント４：クリーニング後はついているビニールを外す。
・ポイント５：購入時についているスーツカバーも外す。
・ポイント６：ウールが入っているスーツの場合は防虫剤を設置する。
・ポイント７：定期的にクローゼットの扉を開けて換気する。